【お知らせ】衆議院選挙政見放送における手話通訳士への暴力行為について
手話通訳、要約筆記をご利用の皆様
手話通訳者、要約筆記者の皆様
関係者の皆様
日ごろから、東京聴覚障害者福祉事業協会東京手話通訳等派遣センターの事業に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
今般の第49回衆議院選挙の政見放送の中で、候補者によって手話通訳が妨げられるような場面が放送されました。
この政見放送は、スタジオ収録のビデオではなく、候補者の政党により持ち込まれたビデオです。
東京手話通訳等派遣センターは、この手話通訳者のあっせん、紹介に関わっておりません。
スタジオ収録については、全日本ろうあ連盟、日本手話通訳士協会、全国手話通訳問題研究会の三団体政見放送検討委員会からの依頼を受け、NHK本部放送局収録手話通訳派遣窓口として、手話通訳士の紹介をしております。
最後に、当センターは手話通訳、要約筆記を利用する聴覚障害者の皆さまの権利と同様に登録手話通訳者、登録要約筆記者の尊厳を守ることも大切にしています。
聴覚障害者の参政権保障のため、すべての政見放送に、手話通訳・字幕が付与されることを、願っています。
2021年11月24日
東京手話通訳等派遣センター
運営委員長 粟野達人